絵画を超える表現を織物で追求し、精緻かつ大胆な表現で美しい織物を作り続けた
紫紘創業者山口伊太郎。
伊太郎が70歳のときに後世に残したい仕事として始めた「源氏物語絵巻」を織物で表現するという研究は、2008年伊太郎がなくなった翌年に完成をみる。同年、相国寺承天閣美術館にて展覧会が行われ、また2009年にはフランス国立ギメ東洋美術館において、源氏物語錦織絵巻が展示された。
紫紘創業者山口伊太郎。
伊太郎が70歳のときに後世に残したい仕事として始めた「源氏物語絵巻」を織物で表現するという研究は、2008年伊太郎がなくなった翌年に完成をみる。同年、相国寺承天閣美術館にて展覧会が行われ、また2009年にはフランス国立ギメ東洋美術館において、源氏物語錦織絵巻が展示された。
-第一巻 竹河の巻他-
-第二巻 宿木の巻他-
-第三巻 鈴虫の巻他-
-第四巻 蓬生の巻他-
生前の山口伊太郎の意向により、19世紀にフランスより渡った技術により西陣の発展が促されたことに感謝の意をこめて、「源氏物語錦織絵巻全4巻」はフランスに寄贈され、ギメ東洋美術館に収蔵されています。